★概要
- 日程:2016年9月28日
- 天候:晴れ,徳願寺山山頂気温: 25.7℃
- コースタイム:
自宅発20:20→ハイキングコース入口着21:30→徳願寺山着21:50→休憩10分→徳願寺山発22:00→データ取得忘れで登り返し開始22:05→徳願寺山着22:10→データ取得10分→徳願寺山発22:20→ハイキングコース入口着22:40→自宅着23:40
- 総行動時間:3時間(山行:1.5+1.5時間)
- 休憩時間:20分
- ルート:松浦理博「安倍山系 下」,高山ルート①
★写真(5枚)
★ 感想
最後に山を登ったのは,今年の6月27日.それから3ヶ月が経過してしまった.その間,ろくに運動らしき運動もせず,体重も増えた.今年の秋には山に復帰したいと周囲には宣言していたのだが,山に行くためには準備が必要.まずは装備のチェックと体づくり.それはわかっているのだが,なかなかトレーニングにはいけなかった.
例年ならば,まず市街地をザックを背負って数時間歩くことから始まり,その後,近所の500m以下の低い山を登って,身体の状態を確かめ,さらに1000m級の竜爪山に登って身体や装備に問題がなければ,それ以上の標高を持つ目標の山に行く段取りだ.
ところが今年は,そうは行かない感じ.今は9月の下旬だがまだまだ蒸し暑く,しかも秋雨前線が活発なのか,よく雨も降る.今年各地に甚大な被害をもたらした台風も,まだまだやってくる気配もする.
「かといって,いつまでも待っているわけにもいかない」と最近ずっと思っていたのだが,ようやく本日チャンスが訪れた.
本日は日中気温30度で湿度も高く,秋というより夏に近い天気だったが,幾つかの条件が揃ったので,夜間に歩行訓練をすることに決めた.
目的地は今まで何度も登っている近所の
徳願寺山,この山の登山道はハイキングコースとなっていて,危険箇所もなく道も明瞭で,有志によって整備もされている.自分の体力をチェックするには,ちょうどいい感じだ.
自宅を出て,舗装路を歩き,古い参道と思われる山道に入る.もちろんヘッデンはつけている.通い慣れた道ではあったが,思えば,夜に来たのは初めてだ.もしかしたらイノシシや何かの夜行性動物がいるかもしれないとも思ったのだが,まったく動物には出会わなかった.
風のない,蒸し暑い杉林の闇の中を,ただただリズミカルに上っていく.時々ふわりと甘い花の香がよぎるが,あれは何の花だったのだろう?
最後の階段を登ると,徳願寺の前の農道に出る.そこからは真っ暗な農道を,ハイキングコース入口まで上っていく.
ハイキングコース入口前には展望があり,用意されている丸太椅子に座りながら,静岡市の夜景をながめることができる.ただし,虫がいるのでじっとさせてはくれない.
ハイキングコース入口から,再び山道に入る.以前登ったときから,全く変化はないようだ.ただ道の上には蜘蛛の巣が多くはられており,それが夜でよく見えないために何度も顔から蜘蛛の巣に突っ込んでしまった.ヤレヤレ.
道なりに,自分の体力をチェックしながら,黙々と上っていく.以前,なまった身体でこの道を上ったときは,しばらく上るとヒイヒイ言い出し,へばってしまったのだが,今回は意外にも疲れはあまり感じなかった.息もそれほど上がらない.もしかしたら数日前にやった床のワックスがけで,体力がある程度戻っているのか?
標高が上がるに連れて,湿度はさらに上昇した.気温が26度程度あるにも関わらず,ヘッデンの光線に息が白く浮かび上がる.光線の中をよく見ると,雨ではないのだが,細かい水の粒子のようなものがたなびいて見える.周囲の草も雨の後にように濡れている.もしかしたらちょっとガスっていたのかもしれない.
2つの木橋を渡り,倒木の下をくぐり抜けると尾根に出た.そこから頂上(仏平)にはすぐについたのだが,ここは展望もなく単なる分岐点であるためスルー.展望の期待できる尾根上の丸太ベンチのある場所に向かった.おそらく多くの人がそこを山頂と思っているのだろう.自分もそう思っていた.山頂らしいムードを持つ場所だ.
やがてその展望地についた.しかし以前来たときにはあった展望はなくなっていた.よくあることなのだが,斜面の木々が伸びてしまい,展望を遮ってしまったのだ.
少し静岡市の夜景を期待していたのだが,まあそんなものだろう.しかしとにかく湿度が高い,蒸し暑い.汗がダラダラ流れ出る.それに気づいたのか蚊の類が群がってきた.やはりじっとしてはいられない.丸太ベンチに腰も降ろさず,撮影して,電話して,すぐ下山開始.
下山開始後5分,自分はあることに気づいて,再び展望地へと登り返すことにした.気温のデータを取ることを忘れていたのだ.いつも山頂では時計の気温表示をカメラに収めている.それを忘れるとは,やはり山から離れていたためだろう.実を言えば,本日の装備の準備も段取りが悪かった.ちなみに負荷をかけるために,ザックは12kgぐらいの重さにしている.
展望地に戻り,時計の気温表示を撮影しているときは,すでにガスっぽいものはなく,湿度も明らかに下がっており,さっぱりとした感じだった.低山とは言え,山らしい変化を見せてくれた.
さてそこから下山開始.その途中,一度だけ滑ってしまった.やはりまだ山行に慣れていないのか.下りは要注意.
帰宅後,体重計に乗ってみたが,ほとんど体重は変わらなかった.Google Fit によると,歩数は16,000ぐらい.確かに大したカロリー消費ではないのだろう.
この後は,疲れや痛みがどのようなパターンで今後現れるかを見定める予定.その結果によって,次のトレーニング計画を立てていく.